GeForce 8800Mシリーズは,デスクトップ版
GeForce 8800 GTとほぼ同一のアーキテクチャを採用 rmt r2
されたGeForce 8800Mシリーズは,先頃発表されたばかりの「普及型ハイエンドGeForce」である「GeForce 8800 GT」のノートPC版という位置づけの製品になる。そして,2007年中盤に発表されたGeForce 8700M/8600M/8400Mシリーズの上位に相当するモデルである。
トランジスタ数はデスクトップ版GeForce 8800 GTと同じ7億5400万個で,アーキテクチャも同一と
なる。ただし,「同一アーキテクチャだが,異なるチップである」ということが強調されたことから,チップ形成に用いるトランジスタタイプを省電力のものに変更してあることが推察される。ちなみに熱容量設計(TDP)は40Wと発表された。
ラインナップとしては,上位の8800M GTXと下位の8800M GTSの2モデルになる。デスクトップ版の8800 GTアーキテ
クチャなのにノートPC版になると8800M GTX/8800M GTSとなるのは少々ややこしいが,ノートPC向けGPUではよく行われるマーケティング/ブランディングの一環だ。
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ノートPC向けGPUの場合,ノートPC筐体の熱設計や消費電力設計の関係で動作クロックやグラフィックスメモリクロック,場合によってはそれ以上の製品専用のコンフィギュレーション変更が行われることがあるのだが,NVIDIAによるリファレンス?ス
ペックとしては,以下の表のようになっている。
注目すべきは,GeForce 8800M GTX,8800M GTSでシェーダプロセッサ(ストリームプロセッサ)がそれぞれ96基
,64基となっており,デスクトップ版の8800 GTと比べて16基,8800 GTXの128基,8800 GTSの96基と比較するとそれぞれ32基少なくなっている点だ。
GeForce 8800 GTコアと同一トランジスタ数であるということは,GeForce 8800M GTX/GTSにももっと多くのストリームプロセッサがあると推測されるが,発熱や省電力への配慮
からか,ストリームプロセッサのクラスタを無効化してデスクトップ版よりも個数を削減しているようだ。
詳しく説明すると,GeForce 8000シリーズでは,ストリームプロセッサを16基単位で1クラスタ(1ブロック)としてまとめるアーキテクチャになっており,GeForce 8800 GTでは16×8=128基のストリームプロセッサがあると推察されている。しかし,1ク
ラスタ(16基)が製造不良で機能しなくても製品として出荷できるように,歩留まり向上の観点から112基を出荷スペックとしているといわれている。
この理屈でいうと,デスクトップ版GeForce 8800 GTと同一のアーキテクチャであるノートPC版GeForce 8800M GTX/GTSにも,チップ上には128基のストリームプロセッサがあると推測される。つまりGeForce 8000M
GTXは,2クラスタ分が機能しなくても出荷できる製品で,コストダウンにも一役買っていることが予想される。さらにいえば,3クラスタ分が機能しなくても,GTSとして出荷できる。もともとの歩止まりが100%に近ければ,このような方策を採る意味はないのだが,新しい65nmプロセスの歩止まりは,まだあまり高くないのであろう。
また,GeForce 8800M
GTXのパフォーマンスはGeForce 7950 GTXのSLIよりも上を行き,GeForce 8800M GTSでもGeForce 8700M GTのSLIをしのぐほどだという。
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CLEVOの設計によるGeForce 8800M GTX搭載ノートを公開
テクチャなので,当然,プログラマブルビデオプロセッサ(PVP)についても同一の第二世代のPVP2が実装される。なお,PVP2はGeForce 8700M/8600M/8400Mにもすでに搭載されている。
第二世代PVP2では,MPEG-2やVC-1,H.264などのコーデックに対応したハードウェアアクセラレーション機能を持ち,さらに映像ストリームの復号アクセラレーションに対応し
ているが,そうした機能がGeForce 8800M GTX/GTSにも搭載される。つまり,最新世代の「PureVideo HD」テクノロジーが提供されるということだ。
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ベースとなっていた。
チップ自体はGeForce Go 7900シリーズやGeForce 8700Mシリーズとピン互換であるため,GeForce Go 7900シリーズやGeForce 8700Mシリーズ搭載ノートであればGeForce 8800M GTX/GTSへの移行も容易であると見られる。おそらく,TDPが40Wであれば熱容量設計的にも問題はないはずだ。
先行技術説明会の会場にいた関係者は,「日本で
はマウスコンピューターのm-Book GX57シリーズをはじめとして,いくつかのBTOノートがCLEVOのM57RUベースであるため,GeForce 8800M GTX/GTSノートが早期に発売されるのではないか」と話していた。 (トライゼット西川善司)
公開されたSAGER製GeForce 8800M GTX搭載ノートPC
背面を見てみると「M57RU」のロゴが。CLEVO設計の証
引用元:精霊物語グランドファンタジア(Grand Fantasia) 専門サイト
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